コラム

熊澤恵里子

明治2年8月2日、日本の神々である八意思兼神と久延毘古神を祀り大学大博士平田銕胤が祝詞をあげた学神祭は、漢学者の猛反発を呼び大論争に発展した。集議院では「釈奠廃止、漢籍廃止」が諮問され、当然のことながら二件とも圧倒的多数で否決された。 ...

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熊澤恵里子

古道研究に励む平田篤胤は、「足は行かないが天下のことを知り尽くしている神」として、勉学する傍らに常に久延毘古(くえびこ)画を掛け置きました。久延毘古は『古事記』にも登場する田の神、案山子(かかし)です。知恵の神と言われています。篤胤は ...