コラム

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「お伊勢行きたや、伊勢路が見たい、せめて一生に一度でも」(伊勢音頭)と唄われたように、江戸時代は伊勢参宮が隆盛した時代です。文政6年(1823)、篤胤は関西旅行を行いました。人生最大の旅行で様々な用事がありましたが、その中に伊勢参宮も ...

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 現在、印章を使用する機会が減少する傾向にありますが、これは時代の流れであるように思われます。しかし、昔の人は印文に特別な思いを込めている場合があります。歴史を考えるうえでは、印章を等閑視することはできません。
 さて、平田篤 ...

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「日本民俗学の父 柳田國男逗留の地」碑 (中川先生撮影)

 伊良湖岬は、愛知県の渥美半島先端に位置しています。現在、この風光明媚な岬には筆と短冊を持った歌人の銅像があります。江戸後期、伊良湖に生まれた糟谷磯丸(かすや・いそまる、1764 ...

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平田篤胤肖像(『平田篤胤関係資料目録』の口絵)

篤胤肖像はいろいろ伝来していますが、国立歴史民俗博物館の平田篤胤関係資料の中に自画像が見つかっています。これが篤胤の実際の顔に近いものと考えられます。

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 幕末維新期の平田国学の中心地域は東濃・木曽谷・南信の「夜明け前」の世界であった。中津川本陣の市岡殷政(しげまさ・島崎藤村の歴史小説『夜明け前』の浅見景蔵のモデル)はペリー来航の嘉永六(一八五三)年から明治八(一八七五)年頃迄、気吹舎 ...